2016.11.27

第38回公募「写GIRL」展

 渡辺澄晴さんが名誉会長を務める日本写真作家協会の会員である、籔本近巳氏、中村智一氏、坂直尭氏、武山敬子氏(故人・元会員)の作品が "第38回公募「写GIRL」展" に入賞・入選し、横浜馬車道アートギャラリーに於いて展覧会が開催された。

 

 かつて私が師事していた写真家・大倉舜二も、毎年この展覧会にプロ作家として作品が招待されていたこともあって、とても懐かしい気持ちで横浜まで足を運んだ。会場にいらした坂氏に話を伺ったのだが、特筆すべきことは、氏が1990年の第12回展から四半世紀に渡り連続して入賞・入選していることだ。こうした長きに渡る美の追求と、結果としての受賞歴に頭が下がる思いだ。

 

 実は、渡辺さんの1960年代のネガ探しの最中にも、たくさんのヌード作品が見つかった。当時よく行われていた「ヌード撮影会」に講師としてよばれていた渡辺さん、その作例や、指導風景が記録されているのだ。昭和の時代を想わせる美しきモデルの姿と、そのポーズ。渡辺さんは迷わずゴミ箱行きにしていたが、いつものように僕が拾い上げ保管してある。

「渡辺さん、100歳になったら ”渡辺澄晴ヌード作品展” を開催しましょう!」と提案をし続け、やっと本人もその気になってくれた(笑)。

 

 さて、話は坂氏に戻るが、ご存知のようにコンテストというものは、ジャッジを行う審査員によってその結果は大きく左右される。「写GIRL」という独特なテーマであるとはいえ、毎年のように賞を獲得し続けてきた坂氏は、「神様の創造物で人間の女性の美に勝るものは無い」と語るだけあって、”その道の基本的な撮影テクニックと、そこに必要とされる感性を自分のものにした” ひとりと言えるだろう。

© 2016 渡辺澄晴プロジェクト実行委員会

   Committee of Sumiharu Watanabe Project